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トップページ病気について > フクロモモンガ 去勢手術について

フクロモモンガの去勢手術

1.手術は可能か?

手術そのものは、技術的に可能です。必要以上の繁殖を抑制したい時や精巣の腫瘍、外傷などで手術が必要になることがあります。しかし、手術のメリットとデメリットを比較したときに、犬や猫のように必ずしも手術が健康を保つ上で必要になるわけではありません。

2.去勢手術のデメリット

①術前検査が出来ません。通常、犬や猫では手術をする前に健康状態を確認するため、血液検査やレントゲン撮影などを行います。フクロモモンガは体が小さいため、これらの検査を十分に行うことができません。検査ができれば事前に見つかったかもしれない重大な問題を、見過ごしたまま手術することになるかもしれません。

②手術中、点滴も人工呼吸も出来ません。手術中に容体が急変した時の対策が十分に行えないのです。

③手術後、傷口を気にして自咬する場合があります。フクロモモンガは、一度自咬を始めると、皮膚が修復不可能なほど傷つけることがあります。

④口を届かないようにするために、エリザベスカラーを着けることになりますが、自分で取ってしまう子には、首にがっちりと縫い付ける場合があります。これがかなりのストレスとなります。

⑤フェロモンのバランスが崩れることで、今まで仲の良かった同居モモンガ同士が喧嘩をするようになる可能性があります

⑥男性ホルモン量が減少することで、肥満になることがあります。

3.去勢手術のメリット

①ケガ、病気、腫瘍などを治すため、手術することで延命できる場合は去勢手術をします。

②一生子供を作れなくなります。

③攻撃性の抑制や手足の自咬などの抑制ができる場合があります。

4.去勢手術は必要か?

以上のメリット・デメリットをよくご理解いただき、ご相談のうえ去勢手術をするかどうかご判断していただく事になります。フクロモモンガの場合、積極的に去勢手術をお勧めすることはありません。

                                        2014年3月著